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「料理のまずい国は…」仏大統領が英米に皮肉

 【パリ=島崎雅夫】6日開幕の主要国首脳会議を前に、シラク仏大統領がロシア・カリーニングラードで3日、プーチン露大統領、シュレーダー独首相と会談した際、英国と米国を皮肉る冗談を飛ばす一幕があった。

 4日の仏リベラシオン紙によると、シラク大統領は、欧州連合(EU)の農業補助金問題で対立している英国について、「彼らが欧州の農業にもたらしたのは、BSE(牛海綿状脳症)だけだ」と述べた。

 大統領は発言をエスカレートさせ、「我々は料理のまずい国の国民は信用できない」と英国を皮肉り、「フィンランドに次いで、その国(英国)は料理がまずい」と言い放った。

 プーチン露大統領はハンバーガーを米国になぞらえて、「ハンバーガーはどうだろうか」と質問。シラク大統領は「いやいやハンバーガーも全く駄目だ」と答えたという。

 米英仏独露の5か国は主要国首脳会議のメンバー。EU予算や2012年五輪開催都市(パリ、ロンドン)で火花を散らす英仏の感情的対立が“飛び火”し、首脳会議に微妙な影響を与える恐れもある。
(2005年7月5日19時52分 読売新聞)



フィンランド議員が仏大統領をディナーに招待=料理まずい発言で

 [ブリュッセル 5日 ロイター] シラク仏大統領は、「料理がまずい国」と名指ししたフィンランドの議員からディナーに招待された。
 仏紙リベラシオンによると、同大統領は3日、シュレーダー独首相とプーチン・ロシア大統領に、英国について「あんなにまずい料理をつくる国の国民は信用できない」「フィンランドの次にまずい」と語った。
 この報道を受けて、英国人を妻に持つフィンランド人の議員、アレクサンダー・スタッブ氏は、シラク大統領をディナーに招待。同大統領に宛てた公開書簡で、「フィンランド人と英国人がいる私たちの家族は、自分たちの母国の料理に対して大統領が抱いておられる負のイメージに強い関心を持ちました」としたうえで、「失望させないよう、本物のフィンランドおよび英国の食材」を使った料理を提供する、としている。


EU議会トイレでコカイン常用?独テレビが調査

 【ブリュッセル=鶴原徹也】ブリュッセルにある欧州連合(EU)の欧州議会庁舎のトイレはコカイン常用の場と化している――。ドイツの民放テレビSAT1が14日夜、こんな“特ダネ”を放送した。



 報道によると、同テレビ局記者が議会庁舎内の46か所でトイレのモップの部分を採取し、独ニュルンベルクの研究所に検査を依頼した結果、41か所でコカインが検出された。検出量から判断すると、トイレでコカインが使用されているのは確実という。

 これに対し、欧州議会側は「全く知らなかった」としつつ、「議員や議会スタッフは無関係」との見方を示している。

 SAT1は5年前、独連邦議会議場のトイレを対象に同様の調査を行い、トイレ28か所のうち21か所でコカインを検出した実績があるという。


仏伊にバカにされたって……最後に笑うのはフィンランド
【 P R 】

[ 2005年07月08日 03時36分 ]
[ヘルシンキ 7日 ロイター] ライ麦の芽のポリッジ(お粥)と血のソーセージは、ヨーロッパの美食の中心地、フランスとイタリアのいじめの対象になりやすいかもしれない。

しかし、フランスのジャック・シラク大統領とイタリアのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相がフィンランド料理に関して同意見である一方、地元の人々や観光客は、魚と良質で新鮮な野菜がフィンランドの真骨頂だと口をそろえる。

ヘルシンキの中心でレストランを経営するトゥーラ・サンデルさんは「ラヴィオリも作りますけど……フィンランド産の肉とマカロニのキャセロールはイタリア料理と同じくらい美味しいわよ」とコメント。

ベルルスコーニさんとシラクさんが、もし来てくださるなら、いつでも歓迎します」

シラクは3日、ドイツのゲアハルト・シュレーダー首相とロシアのウラジミール・プーチン大統領を相手に、英国に言及して「フィンランドの次に料理が最もまずい国」とこき下ろしたという。

ベルルスコーニは先月、「フィンランドに行ったことがあるが、あそこの料理に我慢しなければならなかった」と発言、多くのフィンランド人が侮辱されたと感じた。

パンの中に魚とベーコンを重ねて入れて20時間も蒸し焼きにして作る伝統料理「カラクッコ」は夏の間はあまりメニューに載らない。軽く塩をしたサーモンと新鮮なポテトがメインだ。

ヘルシンキの高級レストラン「GWサンドマン」の料理長は「新鮮な野菜、新鮮なポテトは素晴らしいですよ。夏の間は太陽に光が満ちあふれていますからね。もちろん、新鮮な魚は最高です」と語った。

フィンランドの食材は、外国人からも高い評価を受けている。

フィンランドに住むカナダ人、デレク・シルバさんは「ここの魚は素晴らしいですよ。友人や家族が来てくれたとき、フィンランド・レストランに連れて行くのに何の問題も感じたことはありません」とコメント。

結局、最後に笑うのは南部の腹が出たボーア人やデブのおばさんではなく、北ヨーロッパ人かもしれない。

フィンランドの国立公衆衛生研究所のスポークスマンによると、軽い食事を奨励する健康キャンペーンの効果もあって、フィンランドではここ数年、肥満と心臓病が減少してきているのだ。


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